AGAの気になる副作用「初期脱毛」とは?(第1回)
AGA治療で服用する有効成分フィナステリドには「初期脱毛」と呼ばれる副作用があります。
せっかく始めた治療なのに毛が抜けることがありますが、本当に大丈夫なのでしょうか?
実は初期脱毛はプラスと捉えるべきものなのです。
詳しく説明していきましょう。
薄毛のメカニズムと初期脱毛
AGAが発症し、薄毛が起こっている場所は下図のようにヘアサイクルが乱れている状態です。
このヘアサイクルには「成長期」「退行期」「休止期」という3つの期間があります。
それぞれの髪の毛の状態には次のようなものがあります。
成長期:新しい髪の毛が生えてきて成長している状態の期間
退行期:髪の毛の成長が止まっている期間
休止期:髪の毛の成長が止まり、抜けるのを待っている状態の期間※この休止期に毛根で新しい毛が生まれ始めるのです。
これが繰り返されることによって、髪の毛はどんどん生え替わっていく仕組みなのです。
発毛サイクル
このヘアサイクルにおいて、1番大切な成長期が大幅に短縮されてしまうと、髪の毛はひょろひょろと細くなり、まるで産毛のような状態になってきます。
このような細く弱い髪は弱毛(じゃくもう)と呼ばれています。
AGAを発症している場合、成長期が極端に短くなるため、この弱毛だけが多くなり、通常であれば、成長期には太く長く成長するはずの髪の毛がしっかりと成長する以前に、抜けてしまうといった乱れたヘアサイクルを繰り返してしまうのです。
有効成分フィナステリド(プロペシアR等)を服用することによって、その有効成分は毛母細胞にしっかりと働きかけていきます。
毛母細胞が急激に活発化すると、休止期に入っていた髪の毛は、通常より早く成長期に入っていくようになります。
そのため、もともと生えていた古い髪の毛が、成長してきた新しい髪の毛に押し出されるようになって抜けてしまうのです。
これが初期脱毛と呼ばれているものです。
そもそも髪の毛はヘアサイクルによって遅かれ早かれ、いずれ抜けていくものです。
それが、フィナステリド(プロペシアR等)の影響で、初期脱毛というかたちで通常より少し早く、一気に抜けてしまうのです。
一気に抜けてしまうので、最初はどうしても驚くかもしれませんが、あまり気にすることはありません。
また、初期脱毛で抜けていく髪の毛は、ヘアサイクルの乱れによって生まれた弱毛なのです。
弱毛が抜けた後に、今度は太くしっかりとした髪の毛が生えてくるので安心してください。
初期脱毛の期間とは、正しいヘアサイクルを手に入れるための準備期間のようなものと思ってください。
ハゲを治すなら「育毛剤」も考えてみて欲しい
ハゲの治し方は治療や生活習慣などありますが、うちの家族がオススメしたいのは育毛剤を使ってみることです。
生活習慣を見直すことにプラス育毛剤を使うことで効果はアップします。
もちろん病院で治療することは効果的だと思います。しかしデメリットとしてはお金がかかるということですね。
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