育毛剤に含まれる効果的な成分表

育毛剤には様々な有機成分などが入っています。代表的な成分の効果・効能や、どの育毛剤に含まれているのがを検証しましょう。

商品	キャピキシル	ビディオキシジル	フィナステリド	カプサイシン	グリチルリチン酸	センブリエキス
チャップアップ	–	–	–	–	○	○
フィンジア	○	○	–	○	○	○
ボストンスカルプエッセンス	○	○	–	–	○	–
Deeper3D	○	–	○	–	○	–
THE SCALP 5.0C	○	–	–	–	○	○
ナノインパクト100	–	–	–	–	○	○
IQOS	○	–	–	–	○	○

キャピキシルの効能

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キャピキシルは、アカツメクサの花から抽出したエキスに、アセチルテトラペプチド３というアミノ酸を配合した成分になります。

アカツメクサは通称・赤クローバーとも呼ばれる植物で、抽出されたエキスにはビオカニンAという成分が含まれており、これが育毛にとって効果的な成分なのです。具体的には、ビオカニンAは抜け毛を促すホルモンをつくる原因となる5αリダクターゼの生成を阻害する効果が認められています。この効果は、現在AGA治療薬として飲まれているフィナステリドと同様の効果なのです。加えて、フィナステリドには医薬品として性欲減退などの副作用がありますが、ビオカニンAは植物から採取した天然由来のエキスなので副作用の心配がないというメリットもあります。

アセチルテトラペプチド３は、細胞修復能力をもつ４つのアミノ酸成分を合わせた成分のことです。切断された指の再生や大やけどを負った皮膚の再生を試みる研究として、医療現場でも用いられている成分です。この細胞再生能力によって、髪の毛が生えなくなった毛母細胞の修復再生にも効果があるのではと期待されているのです。

このようにキャピキシルは、抜け毛をつくる原因となる5αリダクターゼの生成を阻害すると同時に、弱り始めていた毛母細胞を蘇らせて発毛を促す効果があり、THE SCALP5.0Cに5％配合されている成分なのです。

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ビディオキシジルの効能

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ピディオキシジルとは、リアップの主成分として有名なミノキシジルとほぼ同成分で、別名・ミノキシジル誘導体と呼ばれるくらい似ている物質なのです。

ミノキシジルは血管を拡張して血流を促進することで、毛根に栄養素を届きやすくして育毛を促す成分を持っています。この点、ピディオキシジルにも全く同じ育毛効果が認められています。

もっとも両者の最大の違いは、副作用の有無と頭皮への浸透力に違いがあることです。

ミノキシジルには、頭皮のかゆみなどの副作用が生じることがありますが、ピディオキシジルはその開発過程で副作用が生じる成分を除去されて、安全性が担保されている育毛成分なのです。その高い安全性から、頭皮だけでなくまつげや眉毛の育毛を促す化粧品にも配合されています。

また、ミノキシジルはもともと皮膚への吸収効率が比較的悪く、頭皮へ塗布するタイプの育毛剤には不向きとされる成分でした。この点、ピディオキシジルはミノキシジルの吸収効率の悪さを改善する目的をもって開発されたため、塗布するタイプの育毛剤に対する適性も格段に上昇しているのです。

このようにピディオキシジルとは、ミノキシジルから副作用の危険性を無くし育毛効果だけを抽出して頭皮への浸透力を高めた、上位互換ともいえる育毛成分なのです。

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フィナステリドの効能

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ジヒドロテストステロン（ＤＨＴ）は男性ホルモンであるテストステロンと還元酵素の5αリダクターゼが結合する事によって生成されます。そして、このＤＨＴがアンドロゲンレセプターと結合する事で、脱毛の命令を出すＴＧＦ－βを作り出され、そのＴＧＦ－βの働きによって髪の毛の成長が抑えられます。

これがＡＧＡ（男性型脱毛症）の原因であり、髪の毛の成長が止まってしまう事で太くたくましい髪になる事が出来ず、細くなり次第に抜け落ちてしまうのです。

その原因である5αリダクターゼによる活性を阻害する働きをもつのが「フィナステリド」です。阻害されることによってテストステロンがＤＨＴに変換（代謝）できなくなります。よってＡＧＡの進行が止まるのです。

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カプサイシンの効能

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人間の頭皮は年齢を重ねるにつれて硬くなる傾向にあります。頭皮が硬くなる症状は、頭部の毛細血管の血行不良を引き起こす可能性があるとともに、育毛剤をつかっても毛穴や皮膚に染み込みにくい状態にします。頭部の硬化は、育毛にとってデメリットしかないのです。

カプサイシンは体内に入るとその辛味成分によって毛穴を広げて発汗させる作用があります。この作用を利用して、頭皮の毛穴を広げることで育毛剤の浸透を助ける役割を担うのです。また、他にも知覚神経を刺激して毛母細胞を活性化させる役割も期待されています。

カプサイシンを利用したゲートアクセス理論によって、毛穴の奥底にまでキャピキシルとピディオキシジルの育毛成分を行き渡らせることこそ、フィンジアが実現させた究極のSPEテクノロジー(Spread-Penetrate-effect)なのです。

グリチルリチン酸の効能

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グリチルリチン酸とは、マメ科カンゾウという植物の根っこから抽出される成分です。主な効能として、抗炎症作用と抗アレルギー作用があります。

グリチルリチン酸という成分は、直接的な育毛効果はありませんが、頭皮を健康にして髪の毛が育つ土台づくりを助ける役割を果たします。頭皮は皮脂の分泌が多く雑菌が繁殖しやすい部位であるため、放っておくと溜まった皮脂を通じて炎症やアレルギー反応を引き起こして髪の毛の成長を阻害します。チャップアップを通じて同成分を塗布することで、炎症・アレルギー反応を抑制して髪の毛の成長を助けるのです。

このようにグリチルリチン酸は、頭皮の健康状態を作り出すことで、間接的に育毛効果に寄与してくれる成分なのです。

またセンブリエキスは生薬系の成分なので、他の成分と組み合わせることでは相乗的に効果を発揮する側面もあるため、育毛剤に配合する成分としてこれ以上にない最適な存在ということができます。

センブリエキスの効能

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センブリエキスとは、リンドウ科のセンブリという植物から抽出された成分のことです。もともとは漢方薬として胃薬などにも用いられている成分でしたが、現代ではこの成分が持っている別の効能が発見されて重用されるようになりました。

別の効能とは、頭皮に塗布することで血行促進、血管の拡張、細胞分裂の促進などの効果があることです。頭皮には無数の毛細血管が張り巡らされており、髪の毛はこの毛細血管に流れる血液を通じて成長に必要な栄養素を受け取ります。このことから頭皮に血行不良が起こってしまうと、髪の毛に必要な栄養が届かずに成長が加害され、髪の毛が細くなったり抜けてしまうという薄毛の症状を引き起こす原因になります。

センブリエキスを頭皮に塗布して浸透させることによって、血管を拡張させ血流を促して必要な栄養素を毛母細胞にしっかりと届けることができ、髪の毛が育ちやすくする頭皮環境を実現させます。

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